2020/12/07 12:49


愛してやれ

接吻をしてやれ

できるだけ優しくしてやれ


室生犀星の詩の冒頭部分です。


以前この3行を書いた書を見てこの詩の存在を知りました。


そのとき物語と一枚の絵が浮かんで短編「こひぞら」が生まれました。


(彼女を)愛してやれ

(彼女に)接吻をしてやれ

できるだけ(彼女に)優しくしてやれ


少し歳上の男が初めて恋人を得たもしくは妻を娶った男のための訓示を綴った詩だと思いました。


その後全文を読んだら、、、。


最初の出会いが書き出しの3行だけでよかったと思いました。